冷えとり精油:マージョラム・スイート>>

心も体も温めてくれるマージョラム・スイートのアロマ

マージョラム・スイートとは

マジョラム精油

こんな方にオススメ

  1. 冷え・血行不良
  2. 精神疲労・抑鬱感
  3. ストレス・不眠
  4. 月経トラブル
  5. 頭痛や肩こりがある
  6. お腹の調子が悪い

マージョラム・スイート精油情報

通称
スイート・マージョラム(Sweet marjoram)
学名
Origanum majorana
別名
ノッテッド・マジョラム、マヨラナ、マージョラム
科名/種類
シソ科/多年草
抽出部位
葉、花
抽出方法
水蒸気蒸留法
精油の色
淡いクリーム色~琥珀色
ノート
ミドルノート
香り度合い
中~強め
香りの系統
ハーブ系
香りの印象
温かみのあるウッディさ、ナッツのような甘さと香ばしさ、カンファー調の薬草
価格帯
10mlで2000~3000円くらい
利用法
芳香浴、入浴、トリートメント、スキンケアなど
主な芳香成分
テルピネン-4-オール、γ-テルピネン、α-テルピネン、サビネン、α-テルピネオール、リモネン
代表効果
発汗、血管拡張、血圧降下、強壮、鎮静、神経鎮静、鎮痙、鎮痛、健胃、消化促進、利尿、通経など
禁忌・注意
妊娠中の利用は避ける。血圧低下作用があるので低血圧の人は多量に用いない。眠気を誘発することがあるので車の運転中などの使用は控える。

マージョラム・スイート精油の作用・期待できる効果

冷えとりに役立つ作用

「温かみのあるスパイシーな甘さ」と表現される香りを持つマージョラム・スイートは、心と体両方を温める働きを持つ精油と言われています。

体を温めてくれる加温(体温調整)作用・血行促進作用があり、数あるエッセンシャルオイルの中でもマージョラム・スイートが最も強い加温作用を持つとする説もあります。冷え性やむくみのケアのマッサージ用としてもよく用いられている精油です。
冷えが原因で起こっている下痢・便秘・胃腸の不調や、冷えや血行不良により痛みが悪化する生理痛・肩こり・関節炎・リウマチなどの痛みの緩和にも役立ってくれます。

また副交感を活発化するテルピネン-4-オールやリラックス作用のあるリモネンも含んでおり、ストレスや自律神経の乱れによる冷えの改善にも効果が期待出来ます。

その他の体・心への作用

【心への働きかけ】

マージョラム・スイートは副交感神経の活性化リラックス作用に優れ、その働きは「心を温める」と言われるほど。ラベンダーやカモミールと並んでストレス対策・不眠対策に用いられることの多いエッセンシャルオイルで、リラックスタイムや就寝前のアロマバス、ベッドサイドの香りとして利用すると心地よく眠りにつきやすくなります。

気持ちを落ち着けてリラックス状態へと導いてくれるので、イライラや不安、緊張、自己抑制がきかずに衝動的になったり言動が暴走してしまう時などに向いているとされます。優しさや愛情を思い出させ心を楽にしてくれるとも言われており、気分の落ち込み・悲しみ・孤独感などマイナスの感情から抜け出したい時にもオススメです。

【体への働きかけ】

マージョラム・スイートが有効とされている症状は数多くありますが、体を温める作用とリラックス作用が強いことから、血行不良、ストレスなど精神的なものに起因する不調全般の改善に有効と考えられます。加えて鎮静・鎮痙・鎮痛作用もありますので直接的に痛みの緩和も期待できるでしょう。

そのほかに抗ウィルス・抗菌・抗真菌作用や去痰作用があるとされており、感染症予防や咳などの風邪の初期症状のケア、気管支炎や喘息の緩和にも利用出来ます。また通経作用によって月経を促す(月経周期を安定させる)働きから月経不順の改善、加温作用や鎮痛作用と合わせて生理痛の緩和、精神面への働きかけと合わせてPMS(月経前症候群)の諸症状の緩和と女性領域での効果も期待できるでしょう。

【肌への使用について】

血行を促進する働きがあるのでくすみや目の下のくま解消、肌の代謝を高めることで乾燥防止やターンオーバーの正常化などが期待出来ます。
傷跡や内出血の治癒促進、小じわ予防・解消にも利用されます。

【参照】スイート・マージョラムのアロマ(精油):効果効能紹介

原材料紹介【マージョラム・スイート】

マジョラム

肉料理に使うハーブとしても知られているマージョラムはシソ科シソハッカ属の多年草。広義での「マジョラム」は同属のオレガノなども含まれるため、スイート・マジョラムと呼んで区別します。結び目のように見える花がつくことから「ノッテッド・マジョラム」とも呼ばれています。

古代ギリシア時代には既に栽培が行われており、古代ギリシャやローマでは薬草として利用されていたほか幸せを象徴するハーブともされていました。

※アロマテラピーは医療ではありません。アロマテラピー上の作用・効果の全てが医学的に認められているわけではなく、全ての人への不調改善を保証するものでもありませんことを予めご了承ください。