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冷えとり入浴の基本! 正しい半身浴の方法

正しい半身浴の方法

半身浴は「低温長時間良浴」と呼ばれることもあるように、ぬるめのお湯にじっくりと長時間浸かることが前提となっています。
しかし「ぬるめ」と感じる温度や、入浴時間の感じ方によっては差があります。どの程度の湯温・湯量・入浴時間が良いとされているのかの目安や、入浴効果を損なわないために入浴前・入浴後に行いたいことなどをご紹介します。

半身浴の前に行うこと

水分補給

半身浴以外の場合でも、「入浴」前には水分を補給する習慣をつけましょう。吸収を考えると直前よりも15分くらい前の方が好ましいので、水分補給をしてから着替えの用意など入浴準備を行うと良いでしょう。

冬場など浴室・脱衣所の温度が低い場合は気温差が少ないように室温を調節します。25℃くらいが理想です。

足からお腹までかけ湯(シャワー)をすれば、半身浴の準備は完了です。


半身浴の正しい方法

バスタブイメージ

冷えとりに良いとされている半身浴の温度と時間は
湯温:38℃~40℃
時間:20~30分

です。

湯温と並んで半身浴で大切な、お湯の量。
こちらはおへその上~みぞおちくらいまでの量が体に負担がかかりにくく、長時間リラックスして入浴するには適しているとされています。

冬場や体が冷え切っていて寒く感じる場合や自分が入ることであっという間に湯温が下がってしまう時は、初めの温度を41℃くらいとやや高めに設定して数分入り、体の表面が温まったら水で薄めるなどして湯温を40℃以下に調節しましょう
。 最初から適温だとお湯が冷めてくることもありますのでその時はお湯を足すなどしてぬるくなりすぎないように調節してください。

肩が寒いと感じる場合は乾いたタオルを肩にかけるようにしてください。着なくなったTシャツなどがあれば、それを短く切ってケープのようにしても利用出来ます。
肩が寒いからと言って最初にお湯に肩まで浸かってから半身浴に切り替えると、肩についた水分が気化する際に体の熱を奪ってしまい逆に体を冷やすことになります。どうしても一度肩まで浸かりたい場合は、お湯から上半身を出した時点で乾いたタオルで水気を拭くようにしましょう。

入浴後、お風呂上がり行うこと

体が十分に温まって、お風呂から出ようという時はそのまま出るのではなく、手と足に水をかけると良いです。せっかく温まったのに水をかけるなんて…と思いますが、水をかけることで開いていた血管が収縮し、温まっている血液を閉じ込めることで湯冷めを防げるので、ポカポカ感が長続きします。

タオルで水気をふく

冷え性・寒がりの方もお風呂上がりの数分~数十分は体が温かく、室温で涼むのも気持ちよく感じますが、バスタオルを巻いたままフラフラしたり、髪を濡れたまま放置しているのは体温を奪われる原因となります。

お風呂から出たらしっかりとバスタオルで体を拭き、服を着るようにしてください。特に下半身は冷えが早いので、暑い時も上半身を薄着にして下着・靴下は体を拭いてすぐに身につけるようにしましょう。髪もある程度体の火照りがおさまったら乾かすようにします。

入浴中に汗として水分が失われているほか、血流量の増加により血中の水分が膀胱に集まりやすくなっています。入浴後はさほど汗をかいていないと感じてもかなりの量の水分が失くなっていますから、しっかり水分補給をするようにしてください。

保温を考えるなら体を急激に冷やすような冷たい飲み物を飲むのは控えたほうが良いですが、汗を大量にかいて水分不足だと感じた時は冷たい水をゆっくり飲むようにしましょう(※冷たい水の方が吸収が早いため)。