体を温める飲み物:エルダーフラワー>>
冷え改善や風邪予防に効果が期待、エルダーフラワー
エルダーフラワーティーについて

こんな方にオススメ
- 血行不良・冷え性
- むくみやすい
- 風邪をひきやすい方
- ストレスが多い方
- 不眠・寝つきが悪い方
- 花粉症がある方
エルダーフラワー情報
- 通称
- エルダーフラワー(Elder flower)
- 学名
- Sambucus nigra
- 別名
- 西洋接骨木(セイヨウニワトコ)
- 科名/種類
- レンプクソウ科ニワトコ属/落葉低木
- 風味の印象
- マスカットのような甘い香り、味も微かに甘みがある
- 主成分
- フラボノイド(ルチン・ケルセチンなど)、タンニン、アルカロイド、精油、粘液質、ミネラルなど
- 代表効果
- 血行促進、発汗、解熱、鬱滞除去、利尿、抗感染症、抗炎症、弛緩、収斂、鎮痙など
エルダーフラワーの作用・期待できる効果
冷えとりに役立つ作用
エルダーフラワーは古くから伝統的に風邪薬(解熱剤)として利用されてきた歴史があります。かつてアメリカなどでは「インフルエンザの特効薬」とも呼ばれていたそう。これは血液循環を促進することで発汗を促す働きが強いこと・血流改善以外に腎機能強化にも役立ち尿の排泄を促す働きがあるとされており体を温めつつ放熱を助けるためでしょう。抗炎症作用にも優れていると言われています。
現代でもエルダーフラワーのどの成分が“体を温める”もたらしているかはハッキリと解明されていません。抗酸化作用から血液サラサラ効果や血管の保持などが期待できるフラボノイド類を含むこと、香りでリラックスすることで自律神経のバランスが整う、アルカロイド類の刺激により循環が促されるなどが考えられています。
古くは解熱に使われていたエルダーフラワーですが、血行促進作用と利尿作用によるむくみ改善効果が期待できることから、現代では「冷え性の緩和」用としてよく利用される存在となっています。
体を温め保温する働きに加え免疫力向上効果も期待できますから、風邪予防にもをひきやすい方にも適しています。
その他に期待される働き
【リラックス・安眠用に】
マスカットに似た甘いエルダーの香りには、ネロール酸化物やリナロールなど50種類以上の芳香成分が含まれています。リナロールは鎮静・抗不安作用などがあると考えられていますし、その他のにリラックス効果が期待できる成分が含まれています。
これら香り成分の働きからエルダーフラワーティーは神経の緊張を和らげ、気持ちを落ち着ける・リラックス状態を作るなどの働きがあると考えられています。甘さとフルーティーさを併せ持った香りは嗅ぐだけでも心が癒されるような印象がありますし、体を温める働きと合わせて寝付きを良くするなど安眠用としても効果が期待できるでしょう。
【喉・鼻の不調、花粉症に】
エルダーフラワーは「インフルエンザの特効薬」という呼び名が知られていますが、実は17世紀頃には痰や咳を鎮めるためにもよく利用されていたそう。特に痰や鼻水など粘液過剰状態時に適していると言われていまが、去痰作用のほか弛緩・鎮痙作用がありますから咳などの緩和にも役立ってくれるでしょう。喉の不調にはお茶でうがいをすると効果的です。
その他に血液循環促進による毒素排出や、免疫力向上作用などもあると考えられています。直接的に炎症を抑える働きに加え、体質改善という面からもアレルギーの改善が期待されており、花粉症対策のブレンドティーなどにもよく配合されています。
【外側から肌ケア用として】
エルダーフラワーは美容成分としても利用されています。エルダーフラワーの蒸留水や抽出エキスは化粧品原料として利用されていますし、ご家庭でハーブティーを化粧水代わりに利用している方もいらっしゃるそうです。
期待できる働きとしては保湿・ニキビや肌荒れの予防改善・シミ予防・美白効果などが挙げられています。直接肌に付けることに抵抗がある方は温かいハーブティーを入れ、湯気をフェイシャルスチームのように利用することも出来ます。
原材料紹介【エルダーフラワー】

エルダーは古代エジプト・ギリシア・ローマなどの文明で既に薬用植物として利用されていた存在です。ヨーロッパの伝統医療・民間療法においてはメジャーなハーブの一つで、様々な薬効があるとされるほか外用にも利用できることから「万病の薬箱」とも呼ばれていました。
近年はストレス対策として役立つこと、花粉症などのアレルギー疾患の緩和に効果が期待できるハーブとしてもよく利用されています。また抗酸化作用からアンチエイジングティーとして、血行促進やデトックス効果からダイエットサポート用など美容面からも注目されています。香りが良いのでフレーバーティー感覚で飲むのもオススメです。
エルダーフラワーの注意事項
- 葉や未熟な果実には毒性のある成分が含まれていますので花のみのものを選ぶようにしましょう。
※ハーブティーは医薬品ではありません。ご紹介した効果・効能の全てが医学的に認められているわけではなく、不調改善を保証するものでもありませんことを予めご了承ください。