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レッドクローバーで女性ホルモンサポート

レッドクローバーティーについて

レッドクローバー茶

こんな方にオススメ

  1. 更年期障害・PMS
  2. ホルモンバランスが気になる
  3. 肌荒れしやすい方
  4. 血行が悪いと感じる
  5. むくみやすい・冷え性
  6. 老化を予防したい

レッドクローバー情報

通称
レッドクローバー(Red clover)
学名
Trifolium pratense
別名
紫詰草(ムラサキツメクサ)、赤詰草(アカツメクサ)
科名/種類
マメ科シャジクソウ属/多年草
風味の印象
香りは草っぽいが味にクセはない
主成分
イソフラボン類(フォルモノネチン・バイオカニンAなど)、サポニン、クマリン、サリチル酸塩、シアン配糖体など
代表効果
エストロゲン様、ホルモンバランス調整、抗酸化、鎮咳、抗炎症、利尿など

レッドクローバーの成分・期待できる効果

主な成分・作用

【女性特有の月のトラブル軽減に】

レッドクローバに期待されている働きの中でよく取り上げられるものとして、イソフラボン類による女性ホルモンサポート効果があります。イソフラボンは女性ホルモン(エストロゲン)と似た分子構造を持ち、エストロゲンをサポートするもしくはエストロゲンの代用としての作用が期待されている成分。

レッドクローバーに含まれるイソフラボン類は大豆にも含まれているダイゼインやゲニステインのほか、フォルモノネチンやバイオカニンAなど選択型エストロゲン調整物質と呼ばれる成分も含まれています。こうした選択型エストロゲン調整物質はエストロゲンの分泌が多すぎるときには抑制する方向に働きホルモンバランスを整える働きが期待されています。またフォルモノネチンやバイオカニンAは腸で直接吸収されるため、大豆に含まれているダイゼインなどのイソフラボン類よりも吸収率が良いという説もあります。

エストロゲン不足を補うだけではなく女性ホルモンのバランスを整える働きが期待できること・イソフラボンの吸収利用率が高いと考えられてることから、レッドクローバーは女性ホルモンのバランスの乱れに起因する月経不順やPMS(月経前症候群)など女性特有の不調軽減に効果が期待されています。明確な科学的根拠は無いことが指摘されていますが、食品からナチュラルに月のトラブルを予防・軽減したいという方には適していますね。

【更年期障害・骨粗鬆症予防にも】

エストロゲンとして働くことが期待できるイソフラボン類を含むことから、レッドクローバーはエストロゲンの急激な減少に伴う更年期障害の諸症状軽減用としても取り入れられています。大豆の10~20倍という説もあるほどイソフラボンの含有量が多いこと・吸収率が高いと考えられることも更年期障害サポートに適しているのだとか。エストロゲンの低下を抑制することで、骨からカルシウムが溶け出すのを抑制する=骨粗鬆症予防にも役立つのではないかと考えられています。

ただし更年期障害に対しても統計学的に効果が認められておらず、効果を全く感じないという方もいらっしゃいます。月のトラブルにせよ、更年期障害にせよ、医薬品のように効果が認められているものでは無いこと心に留めておきましょう。

【アンチエイジング・美肌保持】

イソフラボンというとエストロゲン様物質というイメージが先行していますが、実はイソフラボンはフラボノイド類の一種でありポリフェノールでもあります。強力な抗酸化作用を持つと考えられており、また血液中のLDL(悪玉)コレステロールの低減が見られたという報告もなされています。このためイソフラボンは体内外の酸化を防いで若々しさを保持することでアンチエイジングにも役立つと考えられており、コレステロール低減と合わせて高血圧・動脈硬化予防にも効果が期待されています。

活性酸素を抑制することはシワやたるみなど肌の老化現象を予防することにも繋がりますし、エストロゲンは「美肌のホルモン」とも呼ばれるようにコラーゲン生成促進や肌の水分量調整などにも関わる存在。イソフラボンはエストロゲンの代役・分泌促進にも働いてくれますから、相乗して肌のハリや瑞々しさを保つためにも役立ってくれる可能性があります。閉経後の女性や、生理前に乱れる肌の調子を整える働きも期待されています。

【風邪・呼吸器系の不調軽減】

レッドクローバーは古代ローマ時代から喉の不調のケアに取り入れられてきたハーブでもあります。現在でも鎮咳・抗炎症作用が期待できると言われており、咳・気管支炎・痰・喉の痛みなどに用いられることがあるそう。成分的に見た場合は抗菌作用も期待できることから風邪・インフルエンザ予防に良いのではという説もあります。

冷えとりに役立つ作用

女性のサポートとして様々な効果が期待されているレッドクローバーですが、直接的に身体を温めるような働きは持たないと考えられます。しかしイソフラボンやクマリンなど血液循環を整える働きが期待できる成分が含まれていますから、冷え性の軽減に繋がる可能性もあると考えられます。

特にクマリンは血液循環をスムーズにさせることでリンパなど体液全体の循環を良くする働きが期待されている成分。むくみ・セルライト対策としても注目されている成分ですから、循環が悪いことで起こる冷え性の軽減にも役立ってくれるでしょう。

さらに間接的な働きとして、イソフラボン類による女性ホルモンのバランスを整える働きもあります。女性ホルモンと自律神経は共に脳の視床下部でコントロールされており、女性ホルモンのバランスが乱れることで視床下部が混乱して自律神経のバランスまでも乱れてしまう可能性があります。ホルモンバランスの乱れから自律神経が乱れて様々な不調が起こる・ストレスや不規則な生活をするとホルモンバランスが乱れると言われるのもこのため。

ホルモンバランスと自律神経の関わりから、イソフラボンがホルモンバランスを整えることで自律神経の乱れを軽減する働きも期待できるでしょう。レッドクローバーは冷え性改善に高い効果が期待できるハーブという訳ではありませんが、女性特有の不調がある方・生理前に冷えやむくみが重くなるという方であれば、体全体のサポートとして取り入れてみると良いかもしれません。

【参照】レッドクローバー:ハーブ・ハーブティー効果効能

原材料紹介【レッドクローバー】

レッドクローバーイメージ

ハーブティーやサプリメントなどが多く流通し「レッドクローバー」という呼び名がすっかり定着していますが、和名はムラサキツメクサもしくはアカツメクサと言います。基本的には呼び名の通りピンクから赤色の花をつけますが、時々白い花を咲かせるものもあるそう。

古代ローマ時代には咳止めや痰切りなどの効能を持つ薬草として利用していたそうですから、ハーブとしてもの歴史も長い部類の植物と言えます。ロマの人々は心身の強壮に役立つハーブとして取り入れていたのだとか。現在では女性ホルモンのサポートという用途が主になっているようですが、過去には呼吸器系の不調やリンパ系トラブル・外傷のケアまで幅広く使われていた存在です。

レッドクローバーの注意事項

  • 妊娠中・授乳中の方は利用を避けましょう。
  • エストロゲン様成分を含むため子宮筋腫や乳ガンなどエストロゲン依存性腫瘍のある方は利用できません。
  • 医薬品との併用・長期間の継続利用は避けましょう。

※ハーブティーは医薬品ではありません。ご紹介した効果・効能の全てが医学的に認められているわけではなく、不調改善を保証するものでもありませんことを予めご了承ください。