体を温める飲み物:ローズマリー>>
冷えとり・アンチエイジングなどに役立つローズマリーティー
ローズマリーティーについて

こんな方にオススメ
- 血行不良・冷え性
- むくみ・倦怠感
- 注意力が散漫気味
- 老化を予防したい
- 風邪を引きやすい
- 疲労感が抜けない
ローズマリー情報
- 通称
- ローズマリー(Rosemary)
- 学名
- Rosmarinus officinalis
- 別名
- 万年朗(マンネンロウ)、迷迭香(メイテツコウ)
- 科名/種類
- シソ科/常緑低木
- 風味の印象
- スパイシーでスッキリした独特の香り、味にクセはない
- 主成分
- フラボノイド類(ジオスミンなど)、ロスマリン酸、カルノシン酸、精油、タンニンなど
- 代表効果
- 血行促進、発汗、利尿、抗酸化、強壮、消化促進、駆風、鎮痛、抗菌、集中力・記憶力向上、抗うつなど
ローズマリーの作用・期待できる効果
冷えとりに役立つ作用
ローズマリーはハーブ類の中ではセージと並び高い抗酸化作用を持つと考えられている「若返りのハーブ」としてや、脳を刺激して集中力・記憶力を高める働きが期待できるハーブとして紹介されることが多いかと思います。
あまり冷え性の改善という印象がないかもしれませんが、抗酸化物質でもあるフラボノイド類の“ジオスミン”という成分には血管壁の強化作用や血液循環を促進する作用もあると考えられています。抗酸化・血行促進などの働きと、αピネンなど精油成分の働きが複合することでリンパ液の流れを促すことにも繋がるでしょう。
この働きからローズマリーはセルライト対策などスタイル維持にも役立つハーブと言われていますし、鬱滞除去作用(体液の流れを良くする働き)によって代謝向上や冷え性の軽減効果も期待できます。冷えやむくみの他、それに起因する頭痛・めまい・肩こり・だるさや倦怠感などの軽減にも有効とされています。
またローズマリーは記憶力向上・認知症予防など脳を刺激・覚醒させるハーブとして取り上げられる機会が多いですが、ローズマリーの香りは気持ちをリラックスさせたり、前向きになれるようにサポートする働きもあると考えられています。気持ちの落ち込みやピリピリしている時・ストレス対策としても役立ってくれるでしょう。
直接的な冷えとり効果というわけではありませんが、メンタル面の不調から起こる自律神経の乱れを予防することも冷えの予防・改善に繋がります。
その他に期待される働き
【アンチエイジングサポート】
冷え性軽減よりも抗酸化アンチエイジングハーブとして紹介されることの方が多いローズマリー。理由としてはジオスミンなどのフラボノイド類、ジテルペン(カルノシン酸)などの抗酸化物質を多く含むことが第一に挙げられるでしょう。これら抗酸化物質の働きによって過酸化脂質によって細胞が酸化され、筋肉や内臓の機能が低下することを予防してくれると考えられています。また血中の脂質が酸化して出来る過酸化脂質の生成を抑制することで、動脈硬化をはじめとした生活習慣病予防にも繋がります。
もちろん抗酸化作用は身体の内側だけではなく、シミ・シワ・たるみなど肌老化を予防し外見を若々しく保つことにも役立ちます。過酸化脂質の生成を防ぐので大人ニキビ予防にもなりますし、血行や新陳代謝の促進にも繋がりますから肌のキメや透明感を高めるなどの美肌効果も期待できるでしょう。
【風邪・インフルエンザ予防】
ローズマリーに含まれているロスリン酸などの成分は抗菌・抗ウィルス作用があると考えられています。加えて血行を促進して体を温める・抗酸化作用による免疫力低下予防にも役立つと考えられますから、風邪やインフルエンザ予防としても効果が期待できます。
そのほか胆汁分泌を促す・消化機能の向上などにも役立つとされていますから、上記作用と合わせて体調を整えたり体全体の強壮にも取り入れられています。予防だけではなく悪寒がする時や風邪っぽい症状がある時のケア、仕事などが忙しく疲労気味の時などにも適しているでしょう。
原材料紹介【ローズマリー】

ローズマリーはヨーロッパで紀元前から用いられていたと言われるハーブで、古くは万能薬・神秘的な力を持つ草と考えられていました。古代ギリシアでは既に記憶力を高める働きが認められており、勉強時のお供としても使われていたのだとか。
ローズマリーの逸話としてはハンガリー王妃が若さと健康を取り戻すのに使用した「ハンガリーウォーター」が特に有名かもしれません。当時は薬酒のようなものだったそうですが、現在でも化粧水レシピに形を変えて手作りされている方も多いですね。抗酸化・収斂・血行促進などの働きから化粧品や育毛剤の成分としてもローズマリーはよく使われています。
ローズマリーの注意事項
- 妊娠中の方や高血圧の方は使用を避けましょう。
- 貧血気味の方は飲用に注意が必要です。また長期間・多量の摂取も控えましょう。
- まれに皮膚炎症を起こす可能性があります。
※ハーブティーは医薬品ではありません。ご紹介した効果・効能の全てが医学的に認められているわけではなく、不調改善を保証するものでもありませんことを予めご了承ください。