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イチョウ葉茶(銀杏茶)で血液循環促進

イチョウ葉茶について

イチョウ茶

こんな方にオススメ

  1. 血行不良・冷え性
  2. めまい・耳鳴り
  3. アレルギーがある
  4. 記憶力を高めたい
  5. 老化が気になる
  6. 生活習慣病の予防

イチョウ葉茶基本情報

通称
イチョウ(Ginkgo)
学名
Ginkgo biloba
別名
銀杏(イチョウ・ギンナン)、公孫樹(コウソンジュ)、鴨脚樹、Ginkgo(ギンコウ)、Maidenhair Tree(メイドンヘラ・トリー)
科名/種類
イチョウ科/落葉高木
風味の印象
枯れ草のようなやや苦味とクセのある香り、やや苦味が舌に残る薄い漢方薬のような味
主成分
ギンコライド、フラボノイド類(ルチン、ケルセチン、ケンフェロール)、タンニン、ルチンなど
代表効果
血流改善、血管強化、循環器改善、収れん、抗酸化、アレルギー抑制など

イチョウ葉茶の作用・期待できる効果

冷えとりに役立つ作用

イチョウの青葉は13種類のフラボノイドとギンコライドなどのテルペノイド化合物を含み、これらの成分が複合して働くことによる血液状態の改善・血行促進・抗酸化作用などが認められています。日本では「お茶」「健康食品」という扱いですが、ドイツなどでは規格を通ったイチョウ葉抽出エキスが医療用としても用いられています。

イチョウ葉茶の特徴成分であるギンコライドには血管や気管支を収縮させる物質(トロンボキサンA2)の働きを抑制して血管を拡張させる働きや、血小板を凝集させる物質であるPAF(血小板活性化因子)を抑制する働きがあります。
ケルセチンやケンフェロールなどのフラボノイド類は抗酸化作用に優れており、血行不良や生活習慣病と深い関わりのある「ドロドロ血液」の原因となる悪玉コレステロール(LDL)の減少・酸化防止に役立ちます。年齢とともに脆くなってしまう毛細血管の保護に役立つルチンなども含まれています。

イチョウ葉茶は血液の状態改善・血管の拡張による血行促進効果が期待出来ます。巡り(血液循環)の悪さによる冷え・末端冷え性と感じている方には特に適していると言えるでしょう。

その他に期待される働き

【認知症予防・記憶力アップ】

日本では血流改善よりも認知症予防(ボケ防止)のハーブティーとしてイチョウ葉茶は知られています。

イチョウが認知症の予防に良いとされるのは抗酸化作用と血行促進作用によって脳への血流を確保し、脳梗塞などの予防に役立つことが主な要因ですので、認知症予防として以外にも脳にしっかりと血液を送ることで記憶力や集中力の向上も期待出来ます。

また近年はイチョウ葉エキスにアルツハイマー型認知症と関わりがあると考えられているアミロイド-βという物質の蓄積を妨ぐという報告もなされており、現在もアルツハイマー型認知症予防・改善と関係が研究されています。

【美肌作りに】

イチョウ茶葉には抗酸化作用・毛細血管保護作用と血行促進作用があります。これらの働きにより活性酸素ダメージによる肌老化や毛細血管血管の劣化を防ぎ、肌のすみずみまでしっかりと酸素を栄養を供給する手助けをしてくれるでしょう。

アンチエイジングはもちろんのこと、血行不良によるくすみや乾燥肌の改善、出来てしまったシミや小じわの修復促進などの効果が期待出来ます。

【アレルギー対策に】

イチョウ葉に含まれれているギンコライドはPAF(血小板活性化因子)の働きを抑制する事で、アレルギーの悪増因子を抑え、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー反応を緩和・改善することが期待されています。

【参照】イチョウ(銀杏):ハーブ・ハーブティー効果効能

原材料紹介【イチョウ(銀杏)】

銀杏イメージ

秋の風物詩や街路樹としてもお馴染みのイチョウ。現存する唯一のイチョウ綱に属す植物で絶滅危惧種にも指定されており、「生きた化石」と呼ばれる植物の一つです。イチョウは中国が原産と考えられており、日本や朝鮮半島にも自生しているほか、ヨーロッパなどでも栽培されています。

ハーブ医薬品が盛んなヨーロッパでは血流改善剤にイチョウ葉エキスが利用されているほか、美容に良い健康茶としても親しまれています。

イチョウ葉茶の注意事項

  • ギンコール酸というアレルギー物質が含まれている場合があるため、安心できるメーカーのもの・ギンコール酸除去済のものを購入しましょう。
  • 妊娠中・お子様は飲用を避けましょう。
  • 抗血液凝固薬・血栓溶解薬・MAO阻害薬を服用中の方、糖尿病の方は医師に相談してください。

※ハーブティーは医薬品ではありません。ご紹介した効果・効能の全てが医学的に認められているわけではなく、不調改善を保証するものでもありませんことを予めご了承ください。