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抗酸化&血流サポート効果が期待できるルイボスティー

ルイボスティーティーについて

ルイボスティー茶

こんな方にオススメ

  1. 血行不良・冷え性
  2. 食事の偏りが気になる
  3. 貧血気味の方
  4. アレルギーを軽減したい
  5. アンチエイジングもしたい
  6. 肌荒れしやすい

ルイボスティー情報

通称
ルイボスティー(Rooibos tea)
学名
Aspalathus linearis
別名
レッドブッシュティー(Redbush tea)
科名/種類
マメ科Aspalathus属/常緑潅木
風味の印象
さっぱりしていて違和感なく飲める味と香り
主成分
ポリフェノール(イソビテキシン、アスパラチン、ルチン、ケルセチンなどのフラボノイド類他)、ミネラルなど
代表効果
抗酸化、代謝促進、発汗、利尿、抗アレルギー、鎮静、強壮など

ルイボスティーの作用・期待できる効果

冷えとりに役立つ作用

【血液循環のサポート】

ノンカフェインで抗酸化物質が豊富な健康茶として、日本でも安定の人気した保つルイボスティー。認知度を高めるきっかけとなったのは1980年に「SOD様作用(活性酸素を除去するSOD酵素と同様の抗酸化作用)がある」と報告されたこととも言われていますかた、冷えとりというよりも美容面でのサポートを期待して買ってみた・取り入れているという方のほうが多いのではないでしょうか。

しかしSOD様作用・抗酸化作用と言われるものは活性酸素を抑制もしくは除去する働きですから、ルイボスティーはアンチエイジング以外にも様々な健康サポート効果が期待されているお茶でもあります。冷え性に関わるものとしては悪玉コレステロール・過酸化脂質を抑えることで血液をサラサラに保つ、血管の柔軟性を保つなど、スムーズな血液循環のサポートが挙げられます。

またフラボノイドの中にはケルセチンなど“ビタミンP”と総称されるビタミンCの吸収・作用を助ける働きを持つとされている成分も含まれています。ビタミンCは体中の細胞を繋ぐのに使われている物質であり血管の強度や弾力を保つためにも欠かせなコラーゲンの生成を促す作用があると言われています。このためビタミンC作用の吸収や作用を助けるビタミンPの摂取は血管状態を整えることにも繋がると考えられます。ルイボスティーに含まれている他抗酸化物質と合わせて、血液循環が滞らないように・末端まできちんと行き渡るようにサポートする働きが期待できるでしょう。

【貧血・代謝サポートに】

ルイボスティーはミネラルが豊富な健康茶の一つとして紹介されることもある存在。中でもヘモグロビンの生成に不可欠であり、日本人の貧血患者の大半が不足していると言われる鉄分が豊富と言われています。ルイボスティーの鉄分含有量は100gあたり約10mgという説もあるそう。

実際には一日分のお茶に使うルイボスはそこまで多くありませんし、茶部分(水分)に溶け出す鉄分量は少ないと考えられますが、毎日飲むことで安定した鉄分補給源になるのではと言われています。鉄分の吸収を阻害するタンニン量が少ないのも、貧血の方に適していると言われるポイントですね。

加えてルイボスには代謝に関わるミネラルやビタミンが幅広く含まれていると考えられています。このため貧血の軽減や血液循環が良くなることと合わせて、栄養を全身に生き渡させて代謝を良くすることにも繋がるのではないかと期待されています。抗酸化作用によって内蔵や筋肉の機能低下を改善することも代謝の維持・向上に繋がりますから、そちらからも冷え性の軽減効果が期待できそうですね。

代謝向上効果が期待できることに加え、フラボノイドの一種でルイボス特有の成分とされる「アスパラチン」には血糖値の上昇を抑制する働きも報告されていることなどもあり、ダイエットサポート用としても人気があるそうです。

その他の作用紹介

【便秘・むくみ対策に】

ルイボスティーはナトリウム排出を促すことで利尿効果を持つとされるカリウム、カリウムの運搬サポートや正常な体液循環保持に関わるマグネシウムなどのミネラルも含まれています。ポリフェノールなど抗酸化物質の働きによって血液循環が良くなることと合わせて、むくみ改善にも役立ってくれるでしょう。腎臓・尿路系機能の改善をサポートするという説もあるようです。

便通改善については諸説ありますが、ミネラル補給や抗酸化物質による悪玉菌の減少から役立つのではないかとも言われています。実際にルイボスティーを飲んだ方のレビューとしてもお通じが良くなったというものが結構ありますよね。医薬品ではないので個人差も大きいとは思いますが、少なくともタンニンが少ないので便秘が悪化するという可能性は低いと考えられます。血行を整えてくれる働きが期待できるので、血行不良から腸機能が低下しているタイプの方には適しているでしょう。

【アンチエイジング・美肌作りに】

SOD様酵素とも呼ばれる抗酸化作用を持つポリフェノールを豊富に含むことから、活性酸素による酸化ダメージを抑制し身体を若々しく健康に保つサポートをしてくれると考えられているルイボスティー。ルイボス特有のフラボノイドと言われるアスパラチンは血糖値上昇抑制作用も報告されており、AGEs(終末糖化産物)の生成を抑制する“抗糖化”作用の面でも期待されています。

こうした働きは生活習慣病予防など健康面のサポートだけではなく、肌細胞が活性酸素に傷つけられることで起こるシワやたるみ・クスミなどの肌老化を予防する働きも期待できます。ケルセチンはビタミンCの吸収を助ける働きもありますから、ビタミンCを豊富に含む食材等と組み合わせるとより効果的でしょう。抗酸化は過酸化脂質の生成を防ぐことにも繋がりますので大人ニキビ予防にも役立つと考えられます。

【女性特有の不調に】

ルイボスティーは女性ホルモン(黄体ホルモン・卵胞ホルモン)の分泌に関わる亜鉛などの成分を含んでいることから、ホルモンバランスを整える働きが期待されています。ルイボスティーだけで不足分を補えるものではありませんが、補給サポートとしては役立ってくれるでしょう。抗酸化作用やストレス軽減効果が期待できることもあり、PMS(月経前症候群)や更年期障害のサポートを謳ったブレンドティーなどの健康食品に配合されることもあるようです。

そのほかSOD様酵素の抗酸化作用作用によって活性酸素の発生を抑制すること・血液循環が良くなることや身体の冷えを改善することから生理痛の軽減に役立つという説もあります。フィトエストロゲンなど直接的なホルモン様物質は含まれていないそうなので穏やかに体質改善をしていきたいと考えている方は取り入れてみても良いでしょう。

【アレルギー軽減も期待】

ルイボスティーはアトピー性皮膚炎・花粉症・アレルギー性鼻炎・喘息など様々なアレルギー性疾患の症状緩和に効果が期待されています。成分や作用についてはハッキリしておらず、アレルギー性疾患に対する有効性に信憑性があるのかなどは賛否両論と言ったところですが、炎症の悪化要因として活性酸素が考えられていますから、抗酸化作用が高いという点で炎症悪化抑制には役立つ可能性があるでしょう。

SOD様酵素には抗酸化作用以外に、アレルギー反応を抑制することで炎症を抑える働き(抗アレルギー作用・抗ヒスタミン)があるとする説もあります。

【参照】ルイボスティー:ハーブ・ハーブティー効果効能

原材料紹介【ルイボスティー】

ルイボスティーイメージ

ルイボスティーの原料となるルイボスは南アフリカ共和国のセダルバーグ山脈にのみ自生している、マメ科に分類される植物。ルイボスという名前も現地の言葉で“赤い潅木”を意味する呼び名が由来と言われています。

原産地付近では古くから優れた薬草として利用されており、ルイボスティーは「奇跡のお茶」や「不老長寿の飲み物」と考えられて取り入れられていたそう。1900年代に入りヨーロッパへの輸出が始まると、健康茶としてドイツを筆頭に世界的に注目されるようになりました。

ルイボスティーの注意事項

    お茶として通常量を摂取する場合は特に問題はないとされていますが、持病のある方・医薬品を服用中の方は医師に確認の上飲用することをお勧めします。

※ハーブティーは医薬品ではありません。ご紹介した効果・効能の全てが医学的に認められているわけではなく、不調改善を保証するものでもありませんことを予めご了承ください。